アクマゲームドラマと原作の違い3選!改変を作者はどう思ってる?

ACMA:GAME(アクマゲーム)

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2024年4月より、同名タイトルの人気漫画を題材にしたドラマ『ACMA:GAME(アクマゲーム)』の放送がスタートします。


昨今作者の同意を得ない❝作品の改変❞が大きな問題になっていますね。
実は今回実写化される『アクマゲーム』も、原作から大きな設定変更があったことが注目されています。


\この記事を読んでわかること/

・ドラマ『アクマゲーム』原作から大幅改変
・原作とドラマ版の違い3点を比較
・改変をどう思っているのか、作者の見解は?


何かを実写化する時に、必ずしも原作から改変されることが悪だとは思いません。

漫画(紙面媒体)に適した表現や設定がある一方で、映像化にもまた同じことが言えるからです。

ただ、原作者が改変をどう思っているのか、なかなかその本心を聞くことは難しいですね。
今回、『アクマゲーム』の原作者さんがコメントを出されていたので、それについても併せてご紹介します。


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アクマゲームドラマと原作の違い3選!

2024年4月7日(日)午後10時より、ドラマ『ACMA:GAME(アクマゲーム)』の放送がスタートします。

99本集めると、地位・権力・名誉この世のすべてを欲するがままに手に入れられるという悪魔のカギ

この鍵をめぐって、命を懸けた戦い❝アクマゲーム❞に翻弄されていく人間の姿を描いたサバイバルスリラーです。


さっそくですが、以下では今回注目されている、「ドラマ化するにあたり原作から大幅に改変された点3つ」について解説していきます。


改変【1】主人公・織田照朝の年齢

まず、原作と実写版の最も大きな変更点は、

主人公である織田照朝の年齢

です。

『アクマゲーム』の主人公は、織田照朝(間宮祥太朗)。

亡くなった父親の跡を継ぎ、若くして日本有数の財閥・織田グループの総会長を務めている人物です。


この照朝の年齢に関して、

原作:18歳の高校生
実写版:27歳で成人している

という大きな違いがあります。

❝現役の高校生で財閥の総会長❞という設定により、照朝の❝普通とはちょっと違う❞感じが際立っており、この作品の面白さを引き出していたようにも思うのですが…

なぜ年齢の設定を大幅に変更する必要があったの??



この変更点に関して、製作側の日本テレビは以下のようにコメントを発表しています。

「もともと当然実写化において、いくつか一般的に変えております。

そこに関しては講談社さんといろいろご相談して、1番映像化に向けてベストな方法を選んでいただきたいという先生の言葉もいただいたので。

映像化にする時にリアリティ含めて1番ベストと思われる方法を」

引用:山形新聞

映像化に向けて、よりリアリティを追求した結果、「高校生ではなく、成人(27歳)」という設定になったようですね。

たしかに現在30歳の間宮さんが演じることを考えると、高校生(高校生に見えなくもないけれども…!)よりも27歳のほうが自然な立ち振る舞いに見えるかもしれませんね。



改変【2】悪魔の鍵を最初から持っている

原作と実写版における2つ目の変更点は、

主人公・照朝が、悪魔の鍵の存在を知るタイミング

という点です。

原作:財閥の会長と務めた父親が亡くなって数年後、日本国内で連続財産譲渡事件が頻発し、「悪魔の鍵」というものが世に存在することを初めて知る。

実写版:照朝は、父から「悪魔の鍵」なるものを直接託される
その直後、鍵の秘密を知る男・崩心祷により、目の前で父親の命を奪われてしまう。
父から託された鍵が何なのかわからないまま、話が展開していく。

要するに、実写(ドラマ)版では、照朝が父から直接悪魔の鍵を託され、使い道のわからない鍵を持った状態から物語がスタートします。

その後に連続財産譲渡事件が発生するという時系列になるようです。



改変【3】父親の死因

照朝が慕う、優しく人格者の父・織田清司は、吉川晃司さんが演じます


原作と実写版における3つ目の変更点は、

照朝の父親・清司の死因

です。


原作:照朝の幼いころに両親ともに事故で亡くなった(ということになっている)。

実写版:母親は照朝の幼いころに不慮の事故で亡くなっており、その後父と2人で支え合って生きてきた。
しかし、照朝の目の前で崩心祷によりその命を奪われてしまう

照朝の父の命を奪った崩心祷は、悪魔の鍵の秘密を知る謎の考古学者です。

目的のためには手段を選ばない、冷酷な一面があります。

崩心祷(ほうしんいのる)を演じるのは、小澤征悦さん


原作版の場合、敵である巨大組織の謎を追っていく…というストーリーですが、今回目の前で大切な父の命を奪われたことにより、敵が一人の人物に明確化される=ストーリーがわかりやすくなる、という映像化のメリットがあるのかもしれません。

昨今、原作が漫画や小説の場合、ドラマ化された際の設定変更や改変が問題になっていますね。

『アクマゲーム』の原作者は、この改変についてどのように受け止めているのでしょうか。




改変を作者はどう思ってる?

ドラマ『アクマゲーム』のもとになった作品は、2013年から2017年にかけて「週刊少年マガジン」に掲載されていた同タイトルの人気漫画です。

コミック名:『ACMA:GAME(アクマゲーム)』
原作:メーブ
作画:恵広史
出版社:講談社(週刊少年マガジン)
連載:2013年19号から2017年14号


漫画『アクマゲーム』の原作を手掛けたメーブ氏は、今回のドラマ化に向けた改変について以下のようにコメントされています。



ドラマ化のお話をいただいた際に、ライツ事業部を通じて、「全て任せてください」「全て任せます」というやり取りを交わしました。


そこで僕は全て任せたので、全て任せています。
つまり脚本やドラマの進行に口出しや注文を一切していません。

よって揉め事のようなものも現状何も起きていません。


僕は、自分の作品は漫画であり(もちろん作画の先生との共同作品という意味です)、自分が責任を負う範囲も漫画までだと考えています。
ドラマ化に関しては、(多くの役者さんやスタッフさんが関わっていることを承知した上で)その監督(演出)さんの作品だと考えています。

既に発表されている情報だけでも、漫画から変わっている設定がたくさんあります。
それが嫌な方もいることは理解していますが、僕個人は、「この変わった設定でどんな物語になるんだろう?」とドキドキワクワクしながら楽しみに待っている状況です。
ちなみに僕が持つ情報はみなさんと大差ないです。


現場はめちゃくちゃ気合いが入っていることは間違いないです。

公式コメントでも触れましたが、一度撮影現場見学にお邪魔させていただき、監督、役者さん、スタッフのみなさんが「いいものを作ってやるぞ!」という意気込みで作業されているのを肌で感じました。
僕はマジで期待してます。

ひとつだけ、タイトルは変えないでくださいという注文はしました。
これはもちろん、漫画も知って読んでもらいたいからです。

ドラマが面白かったら、ぜひ漫画の方も読んでみてもらえると嬉しいです。
万が一ドラマが面白くなかったら、とっても面白い漫画を読んでみてください。

引用:メーブ on X


メーブ氏は、すでにドラマ撮影の現場にも顔を出されて、その様子を見学されたといいます。

出演者やスタッフらからは「良い作品をみんなで作ろう!」という気概が感じられて、とても良い雰囲気だったと語っていました。

原作者・メープ氏もドラマ化されるのを楽しみにしているんですね!


映像化された作品の設定が、原作から改変されることは決して珍しくはありません。

むしろ映像化されたものが、ある意味別のオリジナル作品のようにまったく作風が異なる場合もあります。



それ自体がすべて悪いということではなく、「原作者の意向を汲んだ判断なのか」「出版社や放送局のみの独断になっていないか、原作者と作り手の理解を正しく得ているのか」しっかりと配慮する必要があると改めて感じました。


まとめ

今回は、以下の内容についてご紹介しました。

・ドラマ『アクマゲーム』原作から大幅改変
・原作とドラマ版の違い3点を比較
・改変をどう思っているのか、作者の見解は?

・ドラマ『アクマゲーム』と原作には大きな違いがある。

原作とドラマの主な違いは、

▪主人公の年齢
原作:18歳/実写:27歳

▪主人公の父親の死因
原作:事故死/実写:崩心祷に命を奪われる

▪悪魔の鍵を持つタイミング
原作:父の死後数年後/実写:父から直接渡される

・改変について、原作者は納得済み。
そのうえで放送を楽しみにしている。


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